妄想ドライブ❶

いつもの場所で待っていると、 約束通りの時間に姫の車が近づいて来た。

「ごめん」
「え、遅刻じゃないよ」
「忘れ物しちゃったの」
「何忘れたの?」
「おさいふ」
「お金持ってるからいいよ」
「免許証とか入ってるからぁ。ちょっと待ってて」
「はいよ」

「どこ行こうか?」
「あまり時間がないから、遠くには行けないね」
「その辺、ブラブラしよっか」
「おにぎり作って来たから、どっかで食べよ」

ドライブの時は、僕は姫が運転する方が好きだな。
真剣に運転する横顔を見るのが好き。
自分が運転すると可愛い顔が見れない。
見とれてると事故るぞ。

そんなことを考えながら、結局僕は運転する。
運転は右手だけあれば大丈夫。

左手は姫の右手のために空けておかなきゃな。

ZIG の 秘密基地

現実の夢か妄想の夢か

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