妄想ここあ色のココア
「ワン(伸ちゃん、久しぶり)」
「また太ったな、おまえ」
「ワン(いつも腹ぺこなんだよ)」
「食うだけが楽しみか」
「ワァン(ヒマなんだもん)」
「じゃ、散歩行くか?」
「ワォおン(行きたいな)」
名前を決める時に、薄い茶色だったからカレーパンとかエスプレッソとかライトブラウンとか候補があったけれど、「ココア」になった。
歳は14くらい(たしか)。
かなりのおじいちゃん。
僕もおじいちゃんだから、似た者同士。
一人暮らしになる前から世話が行き届かなくなっていたから、実家に預けた。
無責任だと悩んだけれど、ココアのためを思えばこれが正解な気がする。
時々しか会えないから、会うと胸がキュンとくる。
姫の次の次の次に大切な存在(息子二人もいるからさ、ココア、ごめんな)
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